新型コロナウイルスの感染拡大を受け、作新学院高や白鴎大足利高は26日までに、3月に予定している卒業式を簡略化して行うことを決めた。体育館ではなく、各教室で式の映像を見る形とし、保護者の参加も遠慮してもらうという。他の県内私立高も同様の方向で検討している。一方、県教委も県立高のほか、公立小中学校に簡略化を促しており、県内の卒業式は様変わりしそうだ。

 県内最多の1208人が3月1日に卒業式を控える作新学院高では、卒業生は体育館に集まらず、各教室のテレビで式典の様子を見守る。式典への参加は表彰を受ける生徒など一部に限るという。在校生による見送りも実施せず、マスク着用や消毒などの対策も徹底する。